先日市内で出会った方から「松本くん、ブログ放ったらかしはアカン、もうちょっと更新して」とのご意見をいただきました。確かに放置したままです。
ブログ再開します。
昨年、京丹後市の市長選挙に出馬決意、と新聞に書いて頂いてから、とてもブログに向き合う時間もゆとりも無かったのが正直なところでした。そうなら今は時間のゆとりもあるのか、と言われると全く逆。毎日があっという間に過ぎていきます。
市長選挙については相当に悩み、苦しみながら結論を出しました。
なぜ今か、なぜ自分なのか、市の何が問題なのか、何をするためなのか、、、。
決断の引き金を引いたもののひとつは「庁舎統合問題」。
旧丹波小学校を本庁舎に改修し、そこに健康長寿福祉部を移転させるというのが現市長の案。しかし、築40年を経過した旧丹波小の改修費が10億円を越す上に、旧丹波小は洪水浸水エリア最大3~5メートル区域に指定されました。万が一の大規模災害時にどうなるかを考えたらこの計画をすすめることはありえない。
将来の市役所庁舎のあり方については、長年議論を積み重ね、審議会で一定の方針がまとめられました。それに基づいて計画されたのが4階建て増築棟案でした。
それがリセットされ、使えるものを使って市民負担を軽減する、という提案理由で廃校になった旧丹波小を使うことになりましたが、浸水エリアに指定されたことでその使えるものを使うことができないのです。
かといって、三崎市長自身が「場所が良くない」などの理由でリセットしたため、三崎市長としては元の案にも戻れず庁舎集約化の方針が迷路の中に入り込んでいます。
市長は「いつか庁舎は建てる」と答弁しますが、期限や場所は全く不明。
今の健康長寿福祉部の入っている建物も築50年を経過しています。
水道部は丹後庁舎、網野のラポート2階を間借りしている商工観光部、このバラバラによる非効率な業務と市民や市内業者の不便性をどうすべきか。建設部がそのまま網野に残るのか移転するのか未定の中で検討が進められている「網野庁舎跡地の利活用方針」
庁舎の統合には30億円を超す多額の費用がかかりますが、今なら合併特例債(国が約7割負担)が使えます。しかしその使用期限は迫り、次の任期中に方針を決めて工事に取り掛からなければ、期限が切れてしまいます。
期限が切れると庁舎建設に国からの支援はゼロになり、国の支援なしの満額自腹での建設になります。
将来世代にツケを回さないためには、合併特例債の期限内にできるだけ低コストの庁舎を整備し、庁舎機能を集約化するのが最も賢い選択肢です。
合併特例債で市民負担少なく建設するのか、先送りして将来世代に満額自腹で建設させるのか。
他にもUターンで返済不要の奨学金や新図書館構想、子ども館、久美浜病院建替え等々、先送りできない課題ばかり。
将来世代につけ回しをせず、京丹後市の未来のためにいま何を整備し、何を残すのか。それを問いたい。
訴えたい政策をまとめました。これから少しずつブログやホームページでお伝えしようと思います。