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松本けいいち 議員ブログ 「まつけい走る」

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「アドバンス・ケア・プランニング」を広げたい

 先日名古屋で開かれた「アドバンス・ケア・プランニング研究会 第2回年次大会」という研究発表会に出席してきました。主催は「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)研究会」です。 
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 アドバンス・ケア・プランニング(以下「ACP」と略します)とは、高齢者が自分の望む「終末期における自分らしい最期までの生き方」について、元気な時から家族や医療者たちと共に話をし、関係する人たちで「本人の思いを共有する」プロセスのことです。

 最近マスメディアでも取り上げられることが増えています。 
  ↓    ↓
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(京都新聞9月5日記事)
 
 この問題に取り組もうと思ったのは、3年ほど前に「身近な親族の終末期の医療の選択において、すでに患者本人の意思が把握できない容態になった時期に、親族で医療の方針を決めたのだが『本当にこの医療の選択が良かったのか』と、ずっと悩んでいる」という悩みの相談を受けたことがきっかけです。
 当時は「ACP」という用語は知りませんでしたが、いろいろと学ぶ中で、終末期の医療選択についての課題を少しでも解決しようと思うと、行き着くところは、事前に本人の思いを共有する過程こそが重要だ、と思うにいたりました。

 医療技術が大幅に進展した今日では、さまざまな医療技術によって「命を延ばす」治療が広がってきました。長く生きられるようになったということそのものは、誰にとっても素晴らしいことであり、不老長寿を夢見た昔から考えると、良い時代に生きているのであって、喜ばしいことです。
 一方で、本人が望むと望まないとにかかわらず、一旦延命治療と呼ばれる治療が施されると、基本的に途中で中断することができない、とされていて、本人や家族の苦痛が長く続く場合、それが本人や家族にとってつらいもの、となるケースもあります。ましてや本人の望まいない医療だった場合はなおさらです。

 いわゆる終末期と呼ばれる、高齢者の人生の最終段階の時期の医療選択については、厚労省もガイドラインを作るなどして、そのあり方についての議論が国を挙げて進みつつあります。
 どのような医療を選択するか「こうあるべきだ」「こうしなければならない」という正解がない中で、本人の意向を十分に尊重し、その意向に敬意と配慮を行いながら、終末期の医療の選択を行なう、という方向になってゆくものと思っています。
 
 問題は、その「本人の意向」をどのようにして把握するのか、また医療者や家族も含め関係する人たちがどのように共有するか、だと思います。

 事前指示書という「書類」に書き示しておく、ということも一つの方法です。しかし、私が思うのは、「事前指示書を書くこと」よりも、普段から身近な人達と「自分の最期までの生き方の希望」を普段から話すことができる環境作り、ということにフォーカスすべき、と考えています。
 また、人生の最期まで「どうより良く生き、そして生き終わるか」ということについて、事前に自分の意向を考える上では、医療者などの専門的知識を持っている人の具体的な助言や支援も不可欠です。
 医療者だけでできる話ではありません。本人の意向はその都度変わることもあり得ますし、答えは一つではありません。本人や家族の気持ちも揺れ動きます。本人や家族を支えるためには行政の地域包括ケアに関わる職員さんも重要なキーパーソンだと思います。

 医療・介護・行政など多職種の連携と合わせ、市民の理解も欠かせません。包括的に進める必要が出てきます。家族関係や地域のあり方にもつながるため、「まちづくり」という視点での取り組みになってくると思います。


京丹後型ACPの仕組みができないものか、と考えています。





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# by tango-matukei | 2017-09-07 10:58 | Comments(0)

夏休みに一冊

お盆に読んだ本があまりに面白かったので【書評】書きました。

「西南シルクロードは密林に消える」高野秀行著

辺境ライターの高野秀行氏によるノンフィクション紀行小説です。

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 著者本人が、中国南部の成都からビルマ(ミャンマー)北部を通ってインドまで通じる、とされる「西南シルクロード」を陸路で歩き、その存在についてレポートするもの。

 中国南部からミャンマー北部に密入国し、少数民族や反政府ゲリラによる支配エリアを、ゲリラ軍のサポートを得ながら密林を歩き、山を超え、インドに密入国し、最後はカルカッタ日本領事館に駆け込み、インドから強制国外退去処分で日本に帰国する、というのがあらすじ。
 これらの顛末を、中国と国境を接するミャンマー北部や北東部インド地帯の文化、少数民族や反政府ゲリラの実態に加え、ビルマ民主化の経緯やアウン・サン・スー・チーさんの事も少し書き込みながら、ユーモアと温かい視線で綴られます。

ミャンマー南部は仏教徒が多いが、北部の少数民族の住むエリアは熱心なクリスチャンが圧倒的に多い、というのも驚いた。


「西南シルクロード」というのはどんな道だったのか、あとがきを読んで最後になって分かる、という書き方もまた秀逸。

ほんと、面白かった。辺境紀行がお好きな方には特におすすめします。

市立図書館にあります。

著者の高野秀行氏のことは、前に図書館で借りた対談本で初めて知りました。あまりに面白かったのでしばらく追いかけてみたいです。




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# by tango-matukei | 2017-08-16 11:40 | Comments(0)

丹後NEXTVISION

 丹後未来青年塾という若い方々の集まりにお招きいただきました。
京丹後市のこれからのまちづくりについて、議論の一助になれば、との思いで約30分ほど話をし、その後それぞれ一人ひとりの考えについて熱く語り合いました。
こういった場所で「思い」を話す機会をいただき、感謝しています。

 頼まれた講演のテーマは「丹後NEXTVISION」
ネクストビジョン、つまり将来のビジョンについて話して欲しい、ということでした。

選んだ演題のタイトルは「選ばれるまちに」
サブテーマは「まちの価値を高め、シティ・プライドの醸成を」としました。
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話した内容をザックリ言うと
 「今、まちも企業も選ばれる時代。まちも企業も「価値の比較で選ばれる」。
まちが選ばれるためには、生き方や暮らし方も含めて「まちの価値を高める」必要がある。
シティ・プライドの醸成とは「まちの価値を高める」ことであり、まちの価値とはまちの魅力と誇りを意味している。
良いまちとは、魅力的な場所や人、モノ、コトがあるまち。
選ばれるまちになるために、どんな施策が必要なのか、何を強化したらいいのか、いくつか具体的な政策を例示するのでそこをたたき台にして議論しよう。」
というような内容でした。

 議長としてではなく、市議会議員としてこれまでから考えていたことや、最近特に強く思っていることなどを整理し、「こういう政策があればいいのではないか、こういう方向で地域づくりを進める必要があるのではないか」といったことについて持論を話しました。
 「食・食材・食文化」による地域振興や、奨学金返済支援策、図書館も話しました。子ども英語キャンプやプログラミング教育にも少し触れました。
 一方で、いくら「イチ市議」とは言え、今は議長という立場でもあり、具体的な懸案事項については議会審査に影響があってはならないので、あえて言及しませんでした。
聞いていた人からすれば「ボヤッとした」抽象的な言い回しが多かったと思いますが、そこはご容赦いただきたいところです。

次の時代を担う若い方々の議論のたたき台になればありがたいです。



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# by tango-matukei | 2017-07-30 12:18 | Comments(0)